食堂でご飯を食べていたときの話。
前のテーブルの4人グループの会話が聞こえてきた。
歳は20代後半から30代前半て感じの4人。
あまり見た事がないので最近赴任したのだろう。
自分はどこから来てこういう仕事をしていた、そんな内容だったのだが、その中の一番年上らしい人が自分は○○大学を出て○○で勤め(大手企業)こんな仕事をしていたと自慢げに(自分にはそう聞こえた)延々と話していた。
同席の人が「すごいですね~」と相槌を入れると更に嬉しそうな顔をして話していた。
この人は何が言いたいのだろう。
「自分はこんな仕事をしていた、お前らとは違うんだよ」、聞き取りようによってはこんな感じに聞こえた。
以前どんなに立派な会社に居ようと今は只の期間従業員、過去をひけらかしたところで何の意味があるだろう。
と思ったところでハッとした。
自分に思い当たる事はないのだろうか?
・・・ある。
自慢と言うよりは言い訳、自己弁護に近いのかもしれない。
こんな歳で期間工をやっている恥ずかしさ、「何でこんなところに居るんだろう、こんなはずじゃ・・・」という思い。
社員の人に「前は何をしてたの?」と聞かれ「大手ハウスメーカーで現場監督をしていて、資格はこれだけ持っていて・・・」などと延々話していた。
結局同じ穴のムジナ。
ほとんど、というか全然変わらない。
今の状況を認められない、理解していない。
こんなじゃこの先何をしても一緒。
・・・なんて思ったりした。
あ~あ、前はもっと前向きに物事考えられたんだけどな~。
最近のこの目一杯後ろ向きな自分・・・どうしちゃったんだろ?
イヤだ、イヤだ。
コメント
コメント一覧 (5件)
そう言う輩って何処にでもいますよ。
現在期間工って11000人を超えるんでしょ。
中には、そこそこの大学じゃなくて、一流と呼ばれる大学を卒業した人間もいるだろうし、トヨタ以外の一流企業をなんだかの理由で辞めた人間もいるだろうし。
でも、中身も一流の人間は、そうやって自分を誇示しません。
座って半畳、寝て一畳ですから。
それに、何処に配属されても楽な仕事なんてないですからね。
続けての投稿お許しくださいね。
登用試験合格後、正社員として8年目の方と組の食事会のときにいろんな話を伺いました。
まっ、社員に登用されても期間工が思うほどの収入にはなってませんよ。
春闘で発表されたボーナス総額が240万円て言う金額、35歳EXクラスの平均額ですし、月々の給与は勤続年数給なので高卒新卒採用8年目の社員と同じレベルだと嘆いていました。
その社員、手取りは6ヶ月在籍手当てのときの私の給与と変わりませんでしたよ。
その方が寮住まいなのも納得です。
あと、10年我慢してEXにならないとあの数字はもらえないんですね。
登用試験を目指される方は、登用後も忍耐が必要らしいです。
■taharaさん
確かにそうですね。
ずっとフリーターだった人から、銀行員、証券マン、公務員、中には学校の先生だったなんて話しも。
まあ色んな人達がいます。
>>社員に登用されても・・・
ニュースなどで出てくる数字に目が行きがちですけど、実際にはそんなもんなんでしょうね。
若ければそんな事もないのでしょうが、歳をとってからではなおさらです。
期間工あがり→EXってのもそれはそれで苦難な道程なような気がしますし。
10年前の記事になりますが、コメントを失礼します。
トヨタ期間工の時の食堂での話ですが、自らは今現在期間工をし、でも以前は一流企業に在籍していたみたいな内容の話をする人がいたようですね。
現実を直視すると耐えられないので、過去の、それなりに”成功”していた自分を周りの人たちに話すことによって、心のバランスを保っていたんでしょうね。”俺はこんな所で終わる人間じゃない!”とか、意識を鼓舞するために、その人にとっては必要な”愚痴”だったのではと思いますよ。でも、聞かされる周りの人たちにとっては迷惑極まりない話ですよね。
改めてKENさんのブログは読みがいがあっていいと思います。KENさんに教えられ、似たようなブログを書く人たちのも何度か読みましたが、はっきり言ってつまらないですね。KENさんは人を引き付ける文章力などの他とは違う何かを持ち合わせている方だと思います。
■koskenさん
ホントに読んでいるですねぇ
カフェを飲みながらですか?(笑)
この間も思っていたのですが、もう10年にもなるんだ
(遠い目)
今は現実を直視できてるんだろうか?なんて
最近ときどき思うのです
「なんでこんなに色々な事に興味を持ってしまうんだろう」
バランスを取ろうとしてるんですかね~
だったらいくら金があってもたりませんが(笑)