ツーリング1日目の途中
全く予定はしていなかったのだけど東名高速で「豊田IC」の看板を見つけ高速を降りた
料金所を過ぎてすぐの所にある、高速バスの豊田ICバス停
今から8年前2005年の冬、東京から高速バスに乗ってやって来たボクはココに降り立った
ここからボクの復活のきっかけとなった、トヨタ自動車の期間従業員生活が始まったのだ
この時のボクの荷物は大きめのスポーツバッグひとつと、事前に送っておいたダンボール一個分の荷物
これがボクの全財産(財産と言うほどのものじゃないね)だった
迎えのバスの時間にはまだ間があり、所在なげに缶コーヒーを飲みながら待ってたっけ
希望なんてモノは全く無く、不安と「とうとうこんな所に来てしまったか」みたいな寂しさで胸を押さえつけられる様な気持ちでいっぱいになり、泣きたくなった事を今でも覚えている
バイクを第二聖心清風東寮へ
期間従業員は初日、ここにみんな集められる
色々な説明や赴任先を知らされる場所、確か正面に2階に見える会議室みたいな場所だったかな
「田原工場に配属されないように」なんてビクビクしてたっけ
期間従業員で溢れかえることの多かった田中5丁目交差点
噂ではここのサークルKは売り上げ日本一だったとか
3人同居で遮るものは薄い襖のみ(実際に見たことはないけど)、当時最悪の寮とされていた田中和風寮と、その前のバスターミナルは跡形もなく消えていた
解体前の田中和風寮と送迎用のバス
途中から移動して入った「アリビオ聖心」
当時新築だったこの寮に移動した事で、ボクの期間従業員生活は一挙に快適なものになったね
出勤時、近隣のたくさんの寮から人が集まる聖心バスターミナル
無気力な感じの期間従業員が(正社員も混じっていたとは思うけど)、ぞろぞろと並んで各工場行きのバスに飲み込まれていく様子は今考えると異様な雰囲気だったと思う
そして約一年間お世話になっていた元町工場
工場内にバスが走っていて、食堂に行くのにバスに乗って行くなんていう巨大な工場
仕事も定職に付かず、住むトコロが無くなりかけ、またもやホームレス?なんてギリギリの状態の時に、すがる思いで始めた遠い愛知県豊田市聖心町での期間従業員生活
世間からは期間工なんて蔑まされるような存在ではあったけど、このブログもここから始まり、期間工ならね期間考なんて常に自問自答を繰り返したここでの1年間
でもこの1年間がなければ今のボクはなかったように思う
ほんの少しだけの寄り道だったけど、懐かしかったなぁ
ブログや同じ寮、工場で知り合ったみんなは、その後どうしているのだろうか?
一人だけは、やはり復活?して元気でいるとコメントを貰った
北海道に帰り整体の仕事をしたいと言っていた人、元カノと同じ摂食障害の彼女と歩んで行くと先に満了した人、S君はパチンコを止めることが出来たのだろうか?
趣味のバイクで、ツーリングなんて形で立ち寄ることになった復活の地、豊田
時にはまだ「これからの自分」なんてものを考えてしまう事は有るのだけれど、少なくとも前向きに色々考えることが出来、趣味なんてものを楽しめる今の状態に感謝
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