ASI290MC、略してシーモス君のファーストライト第二弾!
系外銀河もバッチリ!・・・のはずが
残念!
子持ち銀河M51
SS-one赤道儀ノータッチガイド SS-one CMOS Capture
ZWO ASI290MC(非冷却) ゲイン多分15/25 ガンマ5/10 多分10sec×28
(ゲインとガンマはCMOS Cap.上の設定値)
ダーク×10 フラット無し SI7にてコンポジット&加工
ASI290MCの写野は横に長いので左右のみトリミング
どうなのよコレ(笑)
いやね枚数が少ないのもあるけど、いつもFC-76DCに使っていた国際光器のモーターフォーカサーが電池切れてフォーカス合わせがイマイチだったのよ、尚且つ完全に露光不足だしね^^;
ラッキーイメージングでお手軽銀河撮影!
なんて簡単に思っていたけど、実際はなかなかハードルが高そうだねぇ
(そうは言ってもTOTAL280secだからね)
でもね、ちよっとシーモス君の名誉のためにも言っておくけど
決してASI290の性能が悪いってことじゃなくて
現時点でボクが使いこなせていないってだけの話だから
それが証拠に、実際同じASI290MCを使った短時間多枚数露光でこんな写真も撮れてます
恥を忍んで、もう一つの失敗作回転銀河M101も載せておきましょうかね^^;
いや~、全くもって残念!(笑)
撮影条件は多分M51と同じだったはず
と言うか、デジカメで撮影する時は後からExif情報を見ればISOとか露光時間を確認できるけど、現状CMOS Captureで撮影したファイルには、これらの撮影情報が反映されないので、撮影した時に記録しておかないと後で感度とか時間とか全然わからないんだよね(泣)
(ゆくゆくは改善されると思うのだけど)
やっぱり露光時間、もしくは撮影枚数が絶望的に足りなかったかな?
上のホシミストさんの例を見ると、15secで360枚も撮ってるもんなぁ
でもコレだったら普通のデジ一で撮っても時間的には差があまりないし、同じ露光時間だったらデジ一の方が絶対キレイに撮れるような気がするし
ま、ダメだぁ、残念だぁ、失敗だぁ
とばっかり言っているとシーモス君のマイナスなイメージが付きそうなんで、ちょっとプラスな部分も
まあやっぱり言えるのは、短時間多枚数露光での写りを可能にする感度の良さだと思う
どう考えても普通のデジ一では、この短時間露光でコレだけの絵は出てこない
多分10sec×54枚のトラペジウム付近
(飽和しちゃって肝心の4重星はくっついちゃってるけどね^^;)
コンポジットの様子
それに、カメラ自体が軽いってのもシステムに優しいよね
あとまあ既にCANON使いの人にはわからないかもしれないけど、老眼の入り始めたオッサンにはタブレットの画面上で出来るピント合わせが、まあ楽だこと楽だこと(笑)
ただ、ノイズ処理についてはやっぱりカメラメーカーに一日の長がある感じかな
まあ、まだ右も左も分からない状態でのファーストライトだし
コレから設定を考えながらテストを繰り返していけば、だいぶ見れるような写真が撮れるかな?
今度はBKMAK150で、更なるアップの子持ち銀河でも撮ってみるか
(内側の四角がBKMAK150の写野)
ちょっと失敗したばかりの写真を載せてしまったけど
シーモス君(ASI290MC)の潜在能力自体は高いと思うんだよね
それに前の投稿でも書いたけど、CMOS CaptureとSkySafariの組み合わせは、簡単にワイヤレスでの撮影環境が構築できるから、冬場の寒い時期の撮影にはメッチャ重宝しそう
あ、そう言えば今回の撮影場所は奥秩父まで行かない秩父の某駐車場で撮りました
トイレもあり自販機もあり冬の撮影には良いかもですね
(場所についてはココを紹介していた人があまり広めて欲しくない感じだったのでオフレコで)
さてセカンドライトは、もうちょっと見映えのする写真を撮ってみるか!
コメント
コメント一覧 (14件)
こんにちは
CMOSカメラではデジカメより拡大率が随分違いますね。
銀河や惑星を撮るには理想的でしょう。
M51、M101とも露光時間増やせば良い結果が見えてくるようなので
これからが楽しみですね。
気になるのが撮影地!
■テナーさん
こんばんは!
シーモス君、センサーサイズが1/2.8型なんで35mm換算だと・・・
なんと約3800mm!
基本こういったセンサーサイズの小さなCMOSカメラは
皆さん惑星で使われている方がほとんどですからね
シーモス君による系外銀河シリーズは、人柱覚悟で遊んでみます
撮影地・・・
ココでは明かせないのでメールしておきます!
Kenさん
こんばんは、
今夜から冷えそうですね。
ここの明日の朝は予報(当たらないこと多いけど)ではマイナス10です。
冷却カメラ要りません。
まあ、シーモス君を使い始めたばかりだからドンマイです。
私はSS-Oneの電子ファインダー機能を部屋の中からオリオン座を対象にして遊んでます。
勿論、窓は閉めてます。
■DeepSkyAdventurerさん
こんばんは!
マイナス10℃ですか~
確かにソコまで冷えれば冷却カメラは必要ないかもですね
シーモス君、銀河シリーズのファーストライトは、ちょっと悲しい結果でしたが
まあ初めてですからね、コレから色々とチャレンジしようと思います
(ホントはASI071MC-CoolかASI1600MM-Coolなんでしょうけどねぇ・・・諭吉君が足りません^^;)
M51、なかなかよく写っていると思います。
後は、ひたすらコマ数を稼ぐのみですね。
同じシステムなら、複数の日程で撮影したデータを一気に合算とかもできますので、今後が楽しみですね。
暖かくなるとノイズが乗ってくるでしょうから、寒いうちに是非色々とチャレンジしてみてください。
■あぷらなーとさん
いや~、記事内で紹介している方とまではいかなくても
せめてFC-76DC+K-5Ⅱsで撮ったものぐらいは欲しかったんですが
http://gikogiko-kogukogu.com/52147960.html
まあ、右も左も分からない状態でのファーストライトですからね
設定もいろいろ試しながら、コマ数を稼ぐ方向で頑張ってみます
なるほど、赤いポチポチにチャレンジされているのですね!
多分、コマ数をうんと稼げば出てきそうな気がします。
私もM51のポチポチは写せたことが無いので、頑張ります。
■あぷらなーとさん
こんばんは!
>赤いポチポチにチャレンジされているのですね!
まあソコまでは期待をしていないのですが、もう少し腕部分や伴銀河がクリアに写ってくれたらなと
ASIだと178MCにあたるQHY5III-178Cでキレイな写真を撮られている方もいるので、これから色々チャレンジしたいと思ってます
UTOさんの「星空航海日誌」QHY5III-178Cのページ
http://blogs.yahoo.co.jp/uto_0285al/21376708.html
おひさしぶりです。
いよいよ本格的な天体写真道にドハマりですね~!(笑)
M51とM101で細部が寂しかったのはピントズレが原因だと思いますが、utoさんをはじめCMOSカメラで短時間露光多枚数撮影で成果を得ている方々に共通するのは、「大口径だから」なのではないかと考えています。
長焦点になればなるほどシンチレーションの影響を強く受けます。惑星撮影で強拡大しても細部が得られているのは、星雲や銀河に比べて超短時間露出で得られた「シンチレーションでぐにゃぐにゃに変形している最中のコマ」を大量に得て、これらを Registax や AS!2 等のソフトウェアで「同じコントラスト部分が同じ位置に重なるように変形してコンポジットして」います。
分解能は有口径に左右されますが、1コマ数分の露出を掛けてしまっては、シンチレーションが平均化されてしまうため、有口径なりの分解能が全く発揮できてません。それこそ、口径6mmで撮ったものも、口径30cmで撮ったものも、写ったものの分解能は大差無いことになってしまいます。
そこで1コマの露出を数秒、できれば1秒切るぐらいの露出まで切り詰めることができれば、大口径の分解能を活かした惑星並の「もの凄い解像度の写真が」取れることになります。
この方法論で攻められると、小口径ではどう頑張っても勝てません。
というわけでシーモス君はできるだけ口径がデカいヤツに付けて、短時間露出・超多枚数で狙ってみてください!
雲等で1晩に撮れた枚数が少なくても、対象が小さければ数夜掛けて同じ物を撮り続ければ500枚ぐらいスグです!
■HUQさん
こんばんは!
コレは「本格的」って言うんですかね~
HUQさん含め、諸先輩方を見ていると自分は天文沼のほとりでパシャパシャ遊んでいるぐらいかと(笑)
M51とM101は確かにピントズレですね
それに、撮影中skySafariの画面で強拡大状態の写野を見ながら「これって分解能的には大丈夫なの?」と思ってました
やはりラッキーイメージングの手法は大口径があってこそなんでしょうね
FC-76DCより大口径
現状手持ちの機材を考えると、やっと撮れる状態になったBKMAK150、それで無理ならC-8Nか
お手軽を狙ったシーモス君ですが、そう簡単には撮れませんね^^;
数夜かけてってのは「お手軽派」のポリシーに反するので(笑)
とりあえず一夜100~200枚ぐらいを目安に頑張ってみます!
KENさん、リンクをありがとうございます。ホシミスト3013です。
なかなか画像認証の文字が表示されず、やっとコメントが書けそうです。
デジカメと比べたときの、CMOS動画カメラのメリットは
同じ鏡筒を使っても、倍くらいの口径の望遠鏡と遜色ない拡大画像が得られる
というところにありますので、お手軽と言っても
露出時間を短くできる、という意味ではなく
機材を小型軽量化できる、という意味に受け取ってくださいね~~
次にやはり、スタック枚数の問題ですね。
私のブログに20枚50枚100枚200枚300枚360枚でのS/Nを比較する画像をアップしました。
私の画像も、もっと枚数を増やしたほうがよさそうだ、とは思いますが、
少なくとも200枚ではノイズが勝ってしまう印象です。
また、LPS-D1は、光害をカットしますので、もちろん恒星の可視光も弱くなります。
銀河の光の大部分は、恒星の可視光線ですので、
LPS-D1を使えば銀河の明るさのシグナルが減り、相対的にノイズが増えます。
使わないときよりももっともっと、撮影枚数を増やさないと
ノイズが減らないことになりますよね。
私は銀河を撮るときは住宅地の自宅の庭からの撮影なのですが、
光害カットフィルターは使っていません。
最後に、UTOさんの画像はすごいですよね~~。
UTOさんは10cm屈折でもM51を見事に描写されています。
大口径ということではなく、ちょうどよい焦点距離を選ぶ、という点において
私の場合はM101を9cmF5屈折とASI290で狙ってみようか??という勇気をいただきました♪
私自身もまだ大した画像が撮れないのに、口幅ったいことを書いてしまいました。
お許しください・・・
■ホシミスト3013さん
こんばんは!
いや~、勝手リンクすいません!
「シーモス君ASI290MCはこんなもんじゃないんだよ」ってのを伝えたくて載せちゃいました^^;
それに・・・コメント欄すいません!
自分でも全く気づいていなくて、お問合わせのメールから初めて気づいたので
CMOSカメラ、自分はちょっと甘く見てましたね
可能性は感じますが、自分が手を出すにはちょっと早かったかなと(;^_^A アセアセ・・・
ただ、系外銀河を狙ってみたいという思いは変わらないので、これから試行錯誤していこうかと
それにしても短時間露光多枚数コンポジットで考えると、自分の枚数は全く足りてないですね
それに光害カットフィルターの運用についてもそうです
いままで星雲の撮影に使っていましたが、M31とかも「何か違うな」と思っていたのです
確かに赤い奴を狙うわけでもなく、銀河の場合には無い方が良さそうですね
検証記事も参考になります
本来は惑星用であろう、このカメラを違う目的で使う人はなかなか見つからないので
(褒めてますよ 笑)
これからも色々と参考にさせてください
いえ~~、出過ぎたコメントを書いてしまいました。
申し訳ありません、
一緒に試行錯誤させてください!
■ホシミスト3013さん
全く気にしないでください!
「ピントが合ってない!」とかバシバシ指摘しちゃってください(笑)
それに自分自身、コメントのやり取りにも非常にルーズなんで、適当に^^;