直腸がん手術から2ヵ月
申請してあった障害者手帳が交付されたので、申請方法や障害者手帳を持つ事によって何が変わるのかを簡単に書いていこうと思う

身体障害者手帳は、身体に不自由があり、その状態が身体障害者福祉法に定められている障害に該当すると認められる場合に市長から交付されます。手帳を取得することによって、各種福祉サービスを受けることができます。
対象となる障害
視覚障害、聴覚障害、平衡機能障害、音声・言語、そしゃく機能障害、肢体不自由、内部障害(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害、肝臓)
さいたま市HP「身体障害者手帳」より引用
直腸がん手術でストーマ(人工肛門)になった人は障害等級4級
一般的に直腸がんのストーマ(人工肛門)で障害者手帳が交付されるのは、ストーマが永久造設されている人が対象になり(一時的なストーマでも認定された方も居るようだけど)、その等級も4級となることがほとんどのようだね

ただ、尿路にもストーマのあるダブルストーマの方や、他に障害を併せ持っている場合は3級や1級になることもあるとのこと
具体的な等級の判定は下記の様になっている
障害程度の等級
1級に該当する障害
- 腸管のストマに尿路変向(更)のストマを併せもち、かつ、いずれかのストマにおいて排便排尿処理が著しく困難な状態にあるもの
- 腸管のストマをもち、かつ、ストマにおける排便処理が著しく困難な状態及び高度の排尿機能障害があるもの
- 尿路変向(更)のストマに治癒困難な腸瘻を併せもち、かつ、ストマにおける排尿処理が著しく困難な状態又は腸瘻における腸内容の排泄処理が著しく困難な状態があるもの
- 尿路変向(更)のストマをもち、かつ、ストマにおける排尿処理が著しく困難な状態及び高度の排便機能障害があるもの
- 治癒困難な腸瘻があり、かつ、腸瘻における腸内容の排泄処理が著しく困難な状態及び高度の排尿機能障害があるもの
3級に該当する障害
- 腸管のストマに尿路変向(更)のストマを併せもつもの
- 腸管のストマをもち、かつ、ストマにおける排便処理が著しく困難な状態又は高度の排尿機能障害があるもの
- 尿路変向(更)のストマに治癒困難な腸瘻を併せもつもの
- 尿路変向(更)のストマをもち、かつ、ストマにおける排尿処理が著しく困難な状態又は高度の排便機能障害があるもの
- 治癒困難な腸瘻があり、かつ、腸瘻における腸内容の排泄処理が著しく困難な状態又は高度の排尿機能障害があるもの
- 高度の排尿機能障害があり、かつ、高度の排便機能障害があるもの
4級に該当する障害(ボクはココ)
- 腸管又は尿路変向(更)のストマをもつもの
- 治癒困難な腸瘻があるもの
- 高度の排尿機能障害又は高度な排便機能障害があるもの
ストーマの人の身体障害者手帳交付手順
ココでは実際に申請した、埼玉県さいたま市での場合の流れを
さいたま市の場合は申請書と言うかたちではなく、「身体障害者診断書・意見書」を病院にて記入してもらい、それを区役所の支援課に提出する仕組みになっている
身体障害者診断書・意見書の入手
各区役所の支援課の窓口でも貰えるけど、HPからPDFでのダウンロードも可能
診断書の中身はこんな感じ

全部で4ページぐらいあるんだけど、直腸がんによるストーマ(人口肛門)の場合は表紙の他にココにも所見を書いてもらう

身体障害者手帳の申請手続き
手術をした病院で「身体障害者診断書・意見書」を記入してもらい(ちなみに記入には文書料として6,480円掛かった)、それを持って区役所の支援課に申請に向かう
この時必要なのは
- 記入してもらった「身体障害者診断書・意見書」
- 写真1枚(縦4センチメートル・横3センチメートル)
- 印鑑(認印可)
の3点
以上を提出すれば申請は、終~了~
簡単だね
でも実は役所への申請の他に、もう一つやっておかなきゃいけない事がある
「日常生活用具の給付」について
役所に申請に行く
この時にストーマで申請する人は「日常生活用具の給付」についての話しがでてくるんだ
「日常生活用具の給付」とは何か?
身体障害者手帳が交付されると日常生活用具(ストーマ装具)の給付を受けることができます。
これを使って販売業者からストーマ装具、ストーマ用品などを購入することができます。
障害者自立支援法により日常生活用具は利用者が1割負担することが原則となっていますが、
収入と負担額の関係や上限額などの運用が自治体により異なる場合があります。
詳しくはお住まいの市区町村の窓口にお問い合せください。補助金額(お住まいの市区町村、患者様世帯の所得により補助される額は変わります)
・消化管ストーマ(蓄便) 8,858円~12,600円/月
・尿路ストーマ(蓄尿) 11,639円~15,750円/月
コレですね、要するに我々ストーマを持つオストメイトには欠かせないパウチや、その付帯品の購入を「市や区がサポートしますよ」って事なんだな
我々オストメイトはパウチ(日本語で言えば畜便袋 笑)を常に交換しながら生活しなきゃいけないからね~

それだけじゃなく
やれ剥離剤だ消臭剤だ、面材のノリを落とすクリームだと色々お金が掛かるわけですよ(泣)
でもそんなお金のほとんどを、「日常生活用具の給付」で公的に負担してくれるわけ
日本は素晴らしいですなぁ
さいたま市の場合は上限8,858円/月
収入によって自己負担額が変わってくる
で、役所に見積書を提出しなきゃいけないわけだけど
最初は「なるべくギリギリ全額使い切るような見積もりにしなきゃ!(笑)」、なんて貧乏根性丸出しでパウチや付帯品の組み合わせを考え購入先に電話をしたのだけど、見積もりは購入先の会社が勝手に満額になるように見積もりを作ってくれるとのこと
・・・なんだったんだろ、あの組み合わせを考えた時間
(;^_^A アセアセ・・・
見積もりは市町村によっては自分で入手して提出しなきゃいけないトコロがあるみたいだけど、さいたま市の場合は購入先の会社から区役所の支援課に直接電話が行き、勝手に見積書を提出してくれるので非常に手間いらず
あ、ちなみに申請する時期についてひとつ
ボクは月末の8月30日に申請に行ったのだけど、給付についてはその月の申請日以前に遡って当てられるとのこと
給付決定通知と障害者手帳の交付
まずは申請から10日後ぐらいに「日常生活用具給付(貸与)決定通知書」なるものが届いた

そうそう、さいたま市の場合、給付のサイクルは4ヶ月単位で、お金のやり取りは役所と以降4ヶ月毎に手続きが必要らしい
なので決定内容の欄には8月から11月までの給付について書かれている

基準額35,432円に対して見積額は満額の35,432円
自己負担は一割だったみたいで、残りの31,888円が公的支援として賄われるみたいだね
ちなみにこの給付金31,888円
4ヶ月の内だったら使い方は自由で、例えば初月に全て使ってしまっても良いし、ちょっとずつ使って最後の月にまとめて、なんて使い方もOK
その際のお金のやり取りは購入先の会社と役所の方で直接行うので、範囲内であれば自分のフトコロから捻出する必要はない
(余ったお金は帰ってこないので、ギリギリまで使いましょう 笑)
それにしても、95,664円/年
大きいよね~
で、申請からおよそ1ヶ月、今度は手帳の交付通知が来たので区役所の支援課へ
無事、障害者手帳を受領!

「日常生活用具給付(貸与)券」の送付
給付決定の通知書が届いたあと、購入先の「十仁ホームヘルス」にパウチ等を依頼すると、商品と一緒に「日常生活用具給付(貸与)券」が同封されていた


コレを返送すれば手続きは全て完了だね
障害者手帳で受けられる割引サービス
障害者手帳の中身を見ると、障害程度等級の下に「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額 第2種」なる表記が

そう、障害者手帳を持っているとJRの旅客運賃が割引になったり、高速代が割引になったりと色々な割引サービスを受けられるようになるんだよね~
ま、長くなってしまったので、詳しい話は次の機会にしておこうか^^;
直腸がん手術から2ヵ月経過して
最後にちょっと、最近のカラダの状況を
一番ネックだった部分、肛門を取り除き縫った部分はだいぶ落ち着いて?きた
縫う際に使用していた溶ける縫合糸はほとんど溶けたらしく、傷口を触ってもチクチクする感じはなく、だいぶスベスベになってきた
ただ、自転車やバイクも大丈夫そうだけど、痛みはやっぱり残るかなぁ
それに、常に股の間にバットの様な棒を挟んでいる感覚が、どうしても慣れない
仕事復帰当初は小走りでも気になったお腹の中の動きは、隙間が埋まった?のか、収まりが良くなったのか殆ど感じる事がなくなり、歩くのも楽になった
(直腸、S状結腸、リンパ節とごっそり摘出したので、お腹の中が隙間だらけだった)
当初は1~2時間毎に感じていた尿意はだいぶ改善され、今ではほとんど意識しなくて済むほどに
ただ、ストーマの運用だけは、まだちょっと慣れるのに時間が掛かるかなぁ
通勤の時に突然大量に便が出てきてパウチがパンパンになり途中下車、なんて事もあったし
パウチの周りのカブレも最近気になるようになってきた
まあ、まだ手術から2ヵ月しか経っていないからね
少しずつ色んな事に慣れていけばいいか
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