晴れ渡った日曜日
直腸がんの手術を行い肛門を閉鎖、ストーマ(人口肛門)となってから初の1日ツーリングに出掛けてみた!
(ストーマ(人口肛門)とは、なんぞや?って方はコチラから)
朝9時前に自宅を出発
奥武蔵から秩父、奥秩父に向かい雁坂トンネルを通り山梨入り
(TOPの写真は秩父寺坂棚田からの武甲山)
旧道140号から秩父湖を望む
山梨はフルーツラインから、大菩薩ラインに入り奥多摩へ
雁坂トンネル付近や大菩薩ラインの柳沢峠周辺は0度表示でメチャ寒かったけど・・・
気持ちよかったぁ!
やっぱ青空の下、バイクで走る時間てのは格別だね
気持ちよさが半端ないもの
でね、朝から晩まで走り回った後の肝心のお尻の様子はと言うと・・・
全く問題なし!
次の日、いつもよりお尻の縫い目の異物感が少し多い感じだったけど、身体的な不調はまるで無し
クロスカブでの半日リハビリツーリングや、自転車でのご近所サイクリングの時は次の日以降痛みが少し続いたけど、今回はそんな事もなく快調!
だいぶ閉鎖した肛門部分や、隙間だらけだったお腹の中も落ち着いてきた様子
下半身もユニクロのタイツに裏起毛のカーゴパンツで行き、ストーマ部分の締め付けが気になったけど、特に不具合もなく問題なさそう
ま、先週ストーマ外来に行ってきて、ココらへんのことも聞いてから出掛けたんだけどね
帝京大学附属病院ストーマ(人口肛門)外来受診
先週水曜日、3ヶ月ぶりとなるストーマ外来に行ってきた
ストーマ外来とは、オストメイト(ストーマを保有されている方)がより快適な日常性生活を送ることが出来るよう、通常の外来診察室とは別の個室を設けて、ストーマのケアを行ったりストーマに関しての専門的な相談に応じる外来のことです。
帝京大学附属病院のストーマ外来は先生ではなく?、たぶん専門の資格や知識を持っている看護師さんが行っている様子で、一回30分ぐらいなのかな、パウチを外してストーマ(人口肛門)の様子を見ながら色々と話しをしてくれる
まあ、お腹に本来ソコに有るべきではない肛門(ストーマ)が有るのだからね、色々と注意しないといけないわけさ
ちなみにパウチの装着方法や取扱は、看護師さんいわく100点満点とのこと(o^∇^o)ノ
ただね~
実は2ヵ月ぐらい前に、ストーマの周りに付いた保護剤(接着部分)を爪でゴシゴシと取ろうとしたら、真っ赤になった挙句赤く腫れてしまって
時々痒くなったり、場合によってはチクチクとした痛みを伴うことも
(赤丸の近接部分)
アルメディアWEBより転載
(※注意 リンク先は、かなりグロい画像が有ります)
それ以降パウチの交換を2日おきに変更したりして少し改善されたんだけど、受診時もまだカブレが多い状態だった
なぜかと言うと、当初は直径40mmほどだったボクのストーマは上下方向に少し縮んでいて、便が縮んで肌が露出している部分に付着してカブレていたみたい
パウチをユーケアTDからユーケアTDsに変更
今ボクが使用しているのは、アルケアの「ユーケアTD40」という40mmの穴がプレカットされた状態の物(写真左)
コレだと横方向は良いんだけど縦方向に隙間が出来てしまうので、自分で形に合わせてカットでき、なおかつ密着がよくなるプレートの付いた「ユーケアTDs」(写真右)をと言うタイプを看護師さんに勧められた
サンプルを貰い2度ほど使用したけど、カブレが全くなくなり良い感じ
(ちょっと生々しいのでクリックするとボカシが取れるようになってます^^;)
ただ、このユーケアTDs
今までのユーケアTDと値段を比較すると、TDが3700円/10枚に対して、TDsは7150円/10枚と倍近い値段なんだよね
TDsだと、間違いなく市からの装具補助の金額をオーバーする
一応今回はユーケアTDsを1箱と、ユーケアTDのフリーカット版を1箱購入し比べてみるつもり
ストーマ(人口肛門)となって4ヶ月目の日常生活は?
正直思い悩むような事は、ほとんど無いと言っていいかな
縫って塞いでしまった肛門部分も、自転車はなんとかなりそうだし
(正直まだロードバイクはちょっと怖い)
バイクに至っては1日乗り回しても何ともなかったので、ほぼ問題なしと見てもいいだろう
ただ、痛いというか股に何かが挟まっているような違和感は今だに慣れないかな
あと、座ってしまえばどうってこと無いんだけど、イスに座る瞬間にまだちょっと気を使ってしまう感じ
ストーマ(人工肛門)やパウチについても、通勤電車内で大量に便が出てパウチがパンパンになり焦った事が2回ほどあったけど^^;、それ以外は特に問題もなく、当初気になったガスが出る時の音も、会社に限って言えばカミングアウトして周りの人に周知してもらっているから気にならない
ただ電車の中はそもそもウルサイから気にならないけど、映画館はまだちょっと行けないでいる
「静かなシーンで鳴ったらどうしよう」なんて^^;
上記理由で結局大人天文クラブの受講も見送ってしまったし
ただ、コレは自分が気にするほどの事ではないかな
生理現象だからね
手術前は「一生お腹にストーマとパウチを付けて生きなきゃいけないのか」なんて少しだけブルーになったけど、へたに肛門を温存して「排便障害」、なんて事で苦しむよりは良かったのかなと思っている
まだ半年も経っていないから、こんなことを言うのは時期尚早かもしれないけど
もしこれからストーマになることで思い悩んでいる人が居たら、こう言いたい
ストーマ(人工肛門)は怖くない!
さて、再発がなければ身体は大丈夫そうだから
年末年始ツーリングの予定でも考えようかな(^ー^* )フフ♪